院長ブログ

カテゴリ「'06スタッフミーティング」のブログ記事

07OCT

札幌〜東京

2024年10月07日
日本歯周病学会で札幌でした。
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聴きに行きたいシンポジウム等がいくつもあるのにやがて専門医資格の更新のために必要とされる 専門医共通研修 というものの単位取得に振り回せれているような感がありますね。学生さんじゃあるまいしこんな親父にいなっても単位に振り回されなければならないのが残念です。
夕刻東京に戻り、私がこれまで歯科医として一番大きな影響を受けたと言っても過言ではないかた、金子一芳先生を偲ぶ会でした。
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一人の歯科医の思い出を語るために親族でもない人が時間をかけて綿密で周到な準備をし、そのスケジュールを合わせて全国から大集合、こうゆうのを 故人の遺徳を偲ぶ というんだろうななんて考えていました。こんなに多くの人が競うかのように慕っている、こんな人はこれまで歯科の世界にいなかっただろうしこの先も現れる事はないのだろうな、なんて思いました。
















12OCT

トイレ改装

2019年10月12日
今時の若い子のなかには和式トイレじゃ用足しができないこもあるというほど、和式トイレってありえないそうですね。だからというわけではないけれど、30年来のスタッフ用トイレを改装しました。4A89C6FD-DA92-44C9-85DF-3EEA5131DD2A.jpegDF385E4E-D984-4439-A25A-793A0EBF3676.jpeg
ここでわかったことは、もはやなしにはいられないウォッシュレットですが、外のトイレじゃ使わないという女子も多い、、のです。もはや、収拾つきませんよね

09NOV

統一テーマ「垂直性骨欠損」

2006年11月09日

スタッフミーティングに臨む前に参加者にひとつの症例を提示し、その予後を予測してもらいました。
 症例:’93初診時、右下45遠心に垂直性骨欠損がありプロービングデプス>8〜9mmでした。(当時の)新人DH Kによる非外科的ルートプレーニングにてPD2〜3mmに減少し、歯槽骨頂線が明瞭になりました。当時はそれを骨吸収の停止すなわち安定と考え一応のゴールの目安としていました。でも「その後」はみてはいませんでした。
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「それから13年後の2006年、この骨はどのように変化したでしょう?」というのが宿題です。

それを頭のすみに残しながら各医院が垂直性骨欠損への対応としての症例を提示しました。また骨欠損とレントゲンの注意事項を川上先生斉藤先生が模型実験で示してくれました。
かわかみ実験:レントゲンでの骨頂線の安定のイメージ
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さいとう実験:扁心投影でこれほど違ってみえる
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これなど「よくもまあここまで、、、」といつもながら見る者を驚かさずにはおられない手の凝りようですが、レントゲンの規格性の重要さもよく理解できます。

さて宿題の症例にもどって、13年後の解答です。
レントゲン上でもリエントリーでの肉眼所見でも骨欠損は認められませんし、ふたつの実験結果からの反証とも異なると思います。
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 今回の症例では咬合調整は一切行っていません。ルートプレーニングのみによる大きな治癒の可能性を再確認しました。プロービングデプス、デンタル上での骨欠損とその変化、歯周病の治癒の様式etc.いくつものテーマが示唆されると思います。いずれも「剱Basic」として繰り返し学んでいることです。
 垂直性骨欠損には咬合性外傷を伴うものがおおいため、咬合調整をして自然移動をはかり骨レベルを揃えるという手法がとられる事が多いですが、非可逆的処置である削合とくに抜髄を伴うときなどは、そのリスクベネフィットバランスをよく天秤にかける必要があることは当然です。

04NOV

Basic2006

2006年11月04日

スタッフミーティングのなかでも最も重要なパートといえるBasic
デンタルスタッフがどうしても押さえておきたい項目を毎年各医院が持ち回りでプレゼンテーションを行うものです。会を重ねるごとにヒートアップ、今回は「Advanced Basic!」とでもいうべき全員本当にすばらしいものばかりで驚きました。剱の会メンバー全員(私を除き!?)、本当に皆頭がいいんだなあと深い感銘をうけました。以下は抜粋です。

デンタル:立浪歯科口腔外科クリニック
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 「XPは医院のレベルをあらわす」を合言葉にレントゲンのレベル向上維持安定に努めています。立浪先生は特別講演でも昨年に続きわれわれ普通の歯科医には体験できない胸を熱くするドラマを語ってくれました。

口腔内写真:近藤歯科クリニック
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なぜか今までノーマークだった口腔内写真。初めてにもかかわらずとてもうまくまとめてくれました。モデル嬢の口腔内もすばらしい!近藤歯科クリニックの若さと団結はピカイチです。

プロービング:寺田矯正歯科医院Dr山田
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矯正専門医なのに自分の専門分野外のテーマを割り当てられてきっと辛かったことでしょう。にわかに詰め込んだ知識であろうにも関わらず、重要なポイントを的確に押さえた簡潔でとてもわかりやすいプレゼンテーションでした。文字の大きさや派手すぎないシンプルな色使いもセンスを感じさせ見るひとをひきつけるお手本です。

シャープニング&SRP:太閤山歯科クリニック
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この一枚は今大会のMVPだと思いました。
DH Tさんが後輩にシャープニングを伝えるために即時重合レジンでキュレットの模型を自作したとのこと。
膨大な時間を要したことは想像に難くないが、歯科学生の最初の課題である「歯型彫刻」(石膏の棒をシコシココリコリ彫刻刀で削って歯の模型をつくり歯の形を身体で覚える)と同様、きっとDH Tさん自身が一番勉強になったことでしょう。昨年のさいとう歯科DH Kさんのレントゲンのスケッチと同様に素晴らしい驚きでした。

生物学的幅径:さいとう歯科医院
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歯科医師歯科衛生士なら生物学的幅径の模式図を書けること!と唱え続けてきましが、プローブが生物学的幅径を侵して突き刺さっていったとき、それを横からみたらどうなるのか、なんて発想をしたひとがいたでしょうか?ましてやこんなすごい絵を自作してしまう。これも今回の数分のプレゼンだけで終わるのは本当に惜しい。本の表紙にでもしたい一枚です。

歯肉の変化:かわかみ先生
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提示された数症例はあまたある臨床例のごく一端に過ぎないのでしょうが、記録の正確さには驚きます。それら膨大な資料を整理し今回のプレゼンテーションにまとめるにはどれだけの時間を要したのでしょうか。そしてなによりかわかみ歯科スタッフ一同が本当に誠心誠意しっかり地域の臨床にとりくんでいるのがひしひしと伝わってきます。こんな歯科医院に通える患者さんたちは幸せです。
さすが組長。彼の非凡さと深い考察に私はいつも舌をまき尊敬の念をおぼえます。

今年のBasic、みんな本当に素晴らしかった!!

02NOV

'06 剱の会スタッフミーティング

2006年11月02日

歯周治療のレベルはデンタルスタッフのレベルに比例するといっても過言ではありません。
わたしたち富山剱の会では「みんなのスタッフをみんなで継続的に育てよう!」をスローガンに毎年1泊2日の合宿を行って、一年間の成果を発表しあうことで私たちのフィロソフィーを伝えモチベーションを高めることを目論んでいます。今年も7医院35名の参加で10/28〜29呉羽ハイツにて開催しました。素晴らしかった昨年をはるかに上回る仕上がりで、お互い幾ばくの反省と大きな目標に涙した最高に有意義な2日間でした。
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