11SEP
病診連携のため視察に行った現場にて
2017年09月11日
主な目的は吸痰用機器に歯科のバキュームチップがつけられるか、と患者さんの頭部を固定できるようになるか、ということでしたが、いずれもあまり心配することなく使用できるようで、安心しました。
その後です。入院患者さんの口腔ケアをしている看護師さんが、「ちょっとご相談が、、。患者さんの歯のない部分に骨が露出していて、、、そこ、どうケアしてあげたらいいのでしょう」「???骨が露出??ほんとだとしたら、それはえらいことでっせ。ではついでにちょっと拝見しますか、、、」
診るとそれは顎骨の露出なんかではなく、残根が挺出しているものでした。なあんだ。そんなの歯医者なら誰でも一眼見れば即座に解決する話なんですが、当の担当者には自力で解決できない大真面目な心配事だったのです。もちろん逆の立場で、歯科ではよくわからないこともその数倍あるに違いありません。
「病診連携の必要性」が言われる昨今、口で言うのは簡単ですが、実際は時間や身体を使った地道な仕事です。でもこれはこれから避けて通ることはできない社会的使命でしょう。