06APR
Waerhaug説の実証か?
2016年04月06日
大臼歯部のアタッチメントロスが進んでいるのに根分岐部にはあまり異常がない2症例が理解できずにいました。
症例1:40代女性 左下67周囲骨欠損大きいのに根分岐部には問題ない
症例2:50歳代男性 下顎左右6近心垂直性骨欠損大きいのに根分岐部には問題ない
症例3:60歳代男性 1.2. の逆。全顎的にはあまり問題ないのに下顎左右6にのみ根分岐部病変が存在する
「歯周病の進行に咬合性外傷は無関係で、骨欠損はプラークの最根尖側からの距離、広がりにすぎない」とするWaerhaug説として考えれば説明がつくように思えます。
これまでずっと、重度歯周病の原因には咬合性外傷がかなりのウエイトを占める、だからその早期除去が大切、と信じてきましたが、これはまた困った事になりました、、、。