31DEC
'14年末 断捨離
2014年12月31日
口腔内写真を記録として撮り始めたのは1988年だったようです。日常的に36枚撮りフィルムを1本/1日 のペースで使っていました。フィルム代現像代で一枚50円くらいかかりましたから月に数万円、若手の歯科医にとっては実に苦しい出費でした。そしてその多くは一度患者さんに(無料で)お見せしたらその後はほとんどお蔵入りになるのです。でもそのなかから貴重な記録が拾えることがたまにあるので「記憶より記録」を合言葉に、それが「症例を診る目」を培ウことにつながってきました。今日日の若手歯科医はデジカメを一度買えばフィルム代、現像代を思えばすぐ元は取れるのだからずいぶん恵まれています。
完全デジタル化したのが2002年でしたから14年間、おそらく30,000枚以上!はあるそのなかなら「お宝映像」がごく一部、主要なものはデジタル化したうえ原本も保存。でもそうでもないものの大半はおそらく私が引退するまでこのまま、、、となると膨大なゴミ、ということになるのです。それが気になってきたのでこの年末に断捨離を決行することにしました。
基準はあくまでも私の記憶だけで「ずっと来院されていないひと」。ひょっとしてこの先ひょっこり現れることはあってもデメリットを考え、それは捨てることにしました。
なかにはすごく懐かしい症例や20年も前の若い歯科医だった私の拙い臨床が垣間見れる貴重映像もあり、もちろんそれらは永久保存です。
書棚がひとつ減りとてもすっきり!いい新年を迎えられそうです。'14はこれにて終了。
みなさんよいお年をお迎えください。