17FEB
暫間固定の適応は慎重に!
2013年02月17日
左上4、根尖まで骨吸収(?)の重症例。1年間の変化です。初診時PD>9~10mm。
「とりあえず暫間固定」すれば外してみたときにはこの歯は抜け落ちたことでしょう。
約一年後。歯周組織は安定しPD2mmです。
こうした重症例の扱い方の注意点
1.プラークコントロールの習慣を徹底する
2.暫間固定は「我慢」する
3.麻酔せず歯肉をひっかけないように(丁寧な)SRP
4.咬合性外傷の除去に注意を払う
5.安定後(今回は重症例につき初診から1年かかりでした!)固定
6.PCのあともどりと2次性咬合性外傷に注意