院長ブログ

20FEB

新編:治癒の病理〜臨床の疑問に基礎が答える〜 下野正基著

2012年02月20日
大学時代、病理学の講義はほとんど下野助教授(当時)によるものでした。そして勤務医だった昭和の最後の年、下野先生の同級であるK川先生が、富山県出身微生物奥田助教授(当時)を交え「臨床の疑問に基礎が答える」という講演会を富山で開催されたのでした。その講演会は全国に広がり、その後出版された同名の本が私のバイブルとなって、疑問が生じる度にここに戻って確認したものです。
治癒の病理新旧.jpg下野教授が退官を機に集大成、23年ぶりの新編だそうです。数多の講演会でよせられた臨床家からの多くの疑問に病理学の立場から解説が加えられフルカラーとなって大きくバージョンアップがなされています。そんななか私の疑問にクリアに答えてくれるとてもいい写真があったので引用させていただくことにしました。
セメント質構造.jpg
実は、先日熊本で少し迷いが生じていたのですが、これで完全に払拭できました。この成果は今週末大阪で披露させていただく予定。

カテゴリ

このページの先頭へ戻る