07FEB
「いい歯科インプラント治療医」を選ぶ!〜2
2012年02月07日
巻頭に書かれているようにインプラントは従来の補綴法にはない面も多く優れた治療法であることは誰もが認めるところです。でも先日のNHKや本書発刊の理由にもあるとおり無軌道な適用や様々なトラブルで患者さんたちを不安にさせていることは異常な事態です。
「いいインプラント治療医の選び方」第1条:極端な低価格の広告にはウラがある。第2条:インターネットあちこちにでている「腫れない、痛くないインプラントなら○●歯科」莫大な広告宣伝費いったい何を考えてるんだろう。第6条「歯周病があるときその治療を優先してくれる」なんて当たり前じゃないか、だから歯を失ったのに、と思うのですが、巷ではそうではないらしい。当院にセカンドオピニオンを求めてみえる患者さんのほとんどはそうしたひとたちです。馬鹿げた宣伝広告についのせられてしまった不幸な患者さんを数多くみてきました。こんなことではインプラントにも歯科にも未来はないと思います。
その一方で日本中には気骨と良識ある歯科医、専門医も多く「取材に協力はするけど掲載はお断り!」と言った人も多くいたのだそうです。私もそれに倣えば毎度苦々しく思う「記事を装った自薦の高額有料カラー広告ページ」の輩と一線を画することができたのにと思うと残念。