院長ブログ

2012年2月のブログ記事

26FEB

一転、背筋も凍る怖すぎる大事件

2012年02月26日

長丁場を無事に終えた安堵感のなか、大事件は帰りの新大阪駅で起りました。パソコン2台に加えてバックアップをとってある外付けHDまで持参していましたが、それらをいれたバッグをどこかに置き忘れてしまったことに気付いたのです!パソコンだけならお金さえ出せば買い戻せるけれど、医院にあるもう一台の外付けHDには保存していない未分類な症例データ、これまでつくり貯めたプレゼン原稿、夏と秋の講演資料、現在執筆中の大作の原稿等、他人には何の価値のないものでも、私にとってはお金では買えない「超」重要書類が満載されているのです。顔から血の気がひき時間つぶしをしていた喫茶店を飛び出した、でもここはのどかな地元でではなく、なんとなくアウェーな雰囲気(と思うだけかもしれないけれど)の大阪だ、誰が拾って持ち去ってもなんの不思議もない。今日は帰宅しないでも捜索する決死の覚悟をきめた。ところがなんと「行列のできる豚まん屋」のおねえさんが、雑踏の中の忘れ物に気付き保管してくれていたのでした。まさに九死に一勝(一笑?)!そんな大事な物を持ち歩き、しかも置き忘れた私自身の信じられないポカにすぎないのですが、でてきたからよかったものの、思い出す度背筋の凍る想いがする怖〜い事件でした。

置き忘れ.jpg

26FEB

'12新改めて学ぶ歯周治療セミナー(GC大阪にて)

2012年02月26日

昨年は梅田ステラホールという大会場で講演させていただきましたが、今回は著名建築家のデザインによるものというこんな素敵なブティックのような大阪支社の研修会場で50名の受講生に5時間の長丁場。

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歯周治療を総論的に、でも症例のみにとどまらずもう少し詳しい解説を、という位置づけなのでしょう。昨年の東京GCでの「デモが見づらかった」という受講者の感想に応えDH畔川に秘策あり。本物を凌駕する勢いの精巧につくられた巨大なスケーラーの模型を準備して臨みました。これをみたら誰ももうわからないとはいわないでしょう。今回もまた居眠りしてる人もなく、皆さん非常に熱心にきいてくださって気持ちよい疲れです。

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20FEB

新編:治癒の病理〜臨床の疑問に基礎が答える〜 下野正基著

2012年02月20日
大学時代、病理学の講義はほとんど下野助教授(当時)によるものでした。そして勤務医だった昭和の最後の年、下野先生の同級であるK川先生が、富山県出身微生物奥田助教授(当時)を交え「臨床の疑問に基礎が答える」という講演会を富山で開催されたのでした。その講演会は全国に広がり、その後出版された同名の本が私のバイブルとなって、疑問が生じる度にここに戻って確認したものです。
治癒の病理新旧.jpg下野教授が退官を機に集大成、23年ぶりの新編だそうです。数多の講演会でよせられた臨床家からの多くの疑問に病理学の立場から解説が加えられフルカラーとなって大きくバージョンアップがなされています。そんななか私の疑問にクリアに答えてくれるとてもいい写真があったので引用させていただくことにしました。
セメント質構造.jpg
実は、先日熊本で少し迷いが生じていたのですが、これで完全に払拭できました。この成果は今週末大阪で披露させていただく予定。

15FEB

診療時間変更のお知らせ

2012年02月15日
本日2月15日より午後の診療時間を30分繰り上げることになりました。夕刻しか来院できない方も多い中、ご迷惑おかけすることになるかもしれませんが、ご理解のほどよろしくお願いします。
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従来より早く終了できる事はいい反面、これまで25年の永きにわたり続けてきた昼休み時間を30分繰り上げることに心身が慣れるのには時間がかかることかもしれません。
13FEB

KDM30周年記念講演会2

2012年02月13日
開会に先立って行われたKDM会員が師と仰ぐ故添島先生追悼セレモ二ー、懇親会での永田大会長挨拶、私は一日に2度ももらい涙してしまいました。
KDM30'-2.jpg
こんな素晴らしい会を企画準備された苦労が並大抵ではない事は誰にでもわかります。真剣に取り組まれてきた人だからこその熱き心中だったのでしょう。
そしてこれが一番KDMらしいといえる、もう最高な懇親会。ハイテンションな宴は誰もが終わり難く、朝3時。それでも6時半には起床して羽田発に向かいましたが、こんな素晴らしい人たちと友人である私はほんとに幸せでした!
13FEB

KDM30周年記念講演会 1

2012年02月13日
全国から参集したメンバーは「臨床歯科を語る会熊本場所」の感。私にとっては地元の歯科医師会や大学同窓会等より数倍居心地よく楽しい場所なのでした。インプラントに比較的早い時期からとりくまれたメンバーが正確な記録、フォローアップからの臨床観察をもとにこれから先どう向き合って行くべきか、行かなければならないのか、歯科界全体に大きな示唆となる素晴らしい会だったのです。
KDM30y1.jpg
先日のNHKといい、週刊朝日といい、インプラントがらみの不愉快な話は山ほどあります。臨床も経営もインプラント頼みのひとたちは「インプラントバブル」がはじけたらどうなるのだろうかと思う今日このごろ、この会は熊本発「歯科医の品格」といえるのかもしれません。


08FEB

歯根膜による歯周組織再生:自家歯牙移植その3

2012年02月08日
左上6破折で保存不可能につき抜歯後、大きな骨欠損('11 3)。8を6部へ自家歯牙移植(黄線)
'12 自家歯牙移植.jpg
近遠心とも固有歯槽骨から移植歯の歯根膜の正着が確認される('12 2)。それに伴って周囲の歯槽骨も誘導されている(赤線)。

07FEB

「いい歯科インプラント治療医」を選ぶ!〜2

2012年02月07日
巻頭に書かれているようにインプラントは従来の補綴法にはない面も多く優れた治療法であることは誰もが認めるところです。でも先日のNHKや本書発刊の理由にもあるとおり無軌道な適用や様々なトラブルで患者さんたちを不安にさせていることは異常な事態です。
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「いいインプラント治療医の選び方」第1条:極端な低価格の広告にはウラがある。第2条:インターネットあちこちにでている「腫れない、痛くないインプラントなら○●歯科」莫大な広告宣伝費いったい何を考えてるんだろう。第6条「歯周病があるときその治療を優先してくれる」なんて当たり前じゃないか、だから歯を失ったのに、と思うのですが、巷ではそうではないらしい。当院にセカンドオピニオンを求めてみえる患者さんのほとんどはそうしたひとたちです。馬鹿げた宣伝広告についのせられてしまった不幸な患者さんを数多くみてきました。こんなことではインプラントにも歯科にも未来はないと思います。
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その一方で日本中には気骨と良識ある歯科医、専門医も多く「取材に協力はするけど掲載はお断り!」と言った人も多くいたのだそうです。私もそれに倣えば毎度苦々しく思う「記事を装った自薦の高額有料カラー広告ページ」の輩と一線を画することができたのにと思うと残念。
01FEB

完全保存版:週刊朝日Mook「いい歯科インプラント治療医」を選ぶ!

2012年02月01日
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「編集部が総力取材で全国から選ぶ!」というだけあって熟慮を重ねた入念な取材、正しく分かりやすい詳細な解説もしっかりされているのに、価格を押さえるためなのかまたしても高額有料カラーPRページがかなりの割合を占めていることはとても残念です。真っ当なうえあまりに私の近くにいるひとのことで驚いた記事は①ネットのあちこちに頻繁に出てくる「痛くない」「腫れない」ことばかりを強調した広告の主は「いい歯科医の選び方」の対極②自称「専門院」(そんなのありか!?)が地元のみならず東京でも虚偽広告だかで有名になったと実名掲載されてるのには驚きました。顔見知り、友人、名前だけその他全国いろんな先生の顔を思い浮かべ結構楽しめます。


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