11JAN
天神さまの太刀
2012年01月11日
剣道で、刀(竹刀)を抜いたら持ち替える事なしにすぐ使えるように刃の側が上向きになるように、と教わっていました。ところが我が家の菅公像(天神さま)を眺めていて気付いたのですが、刃(円弧のながい側)をしたに向けて挿しているのです。これって彫刻家の間違いではないだろうか、、、
そこで調べてみました。わかったことは、実戦でよく使う「打太刀」は持ち替えないで使えるように刃を下にして腰に差すが、こんな長い「太刀」の場合はすぐに使うわけではないのでこうして刃を下にむけるんだそうです。そしてそれを平安挿というらしい。平安時代には平和になって凶器ではなく装飾や武士のシンボルだったのか。それにしてもこんな長い刃物ををみんなが持ち歩いていて時には振り回すのだからかなり恐ろしい話です。