08MAY
下顎小臼歯の2根管 その1
2011年05月08日
左下4部歯肉腫脹疼痛。X線写真から一目でエンド病変とわかるものの(左)、根管治療をしても一向に回復の兆しがみえないのです。これはただ事ではない、とCT撮影。ボリュームレンダリングで頬側皮質骨の大きな穿孔が確認されました(右)。
念のためアクセサリーポイントを挿入して撮影してみました。頬舌側2根管にしっかり分岐しており、(根管口がみつけられていなかった)頬側根管由来だということがわかります。
ままあることですが、CTで原因が追求できたとしても、それが治療に反映できなければ片手落ちというものです。〜続く