第1回救歯塾
先週の救歯会20周年記念講演会は、10年まえの10周年のときと同じく学校検診と重なってしまい参加できませんでしたが(ご勘弁のほど)、他にもいろんな想いや事情があって救歯塾を受講させていただくことにしました。
そんなこともあってか、同年代や数年先輩の講師となっている旧知の救歯会の先生たちからは「ここ牧野の来るとこじゃない」「先週欠席の罪滅ぼし(笑)?」「あれ、噂してたんだけどほんとに来たんだ」「冷やかしだろ!?」その他いろいろ口々にさんざん冷やかされました。それもそのはず受講生は皆若い。卒業年度が私のような「昭和」は皆無であることはもちろん平成一桁の卒業生はおらず、わが剱の会の元気印Y崎先生までもが年長者の部類なのです。こりゃ参った、若者たちのなかにオヤジがひとり、だ。
このセミナーの特徴「チュートリアル型式」とは講演を拝聴するのではなく、一定時間内に皆で意見を述べ合ってディスカッションしそれを代表者が発表するといったものです。自分よりもふたまわりも若い先生たちのそんな中にはいるのはさすがにかなり無理があり、少し下がって黙って聞いていましたが、何より驚いたことは「素人同然」と思っていた卒後わずか数年の若い先生たちが実に鋭く的確な意見を述べるのです。あの頃のの自分といえば、右も左も訳わからず技術の習得には努力しても、症例を診る眼なんてゼロだったもんね〜。そんな自分と比べるまでもなく、若く優秀な先生たちが密かに(?)育ちつつある、これはほんとにうれしい驚きでした。日本の歯科も捨てたもんじゃないぞ。救歯会の面々が10年間練り練ってきたセミナー、これから非常に楽しみです。