19MAR
ご遺体の身元確認
2011年03月19日
大震災以来、日本中のひとたちと同様、何をしていても何も手に着かずにずっと悩み続けていました。日本臨床歯周病学会、富山県歯科医師会をつうじて日本歯科医学会から届いた協力要請です。
「最後のアイデンティティーである身元確認は歯科医の責務」
「自らも被災者でありながら被災地にあって黙々と確認作業を続けておられる会員の姿」
「10年前の私なら若過ぎてできなかった、10年後では歳とりすぎてできないだろう、、、」
「ラグビーに例えていえば口先ばかりでタックルに行かない連中と試合してるようなもので(『日本を想いイラクを翔けた ラガー外交官奥克彦の生涯 新潮社』より引用)」
vs.
「でもだからといって何もわざわざ自分が、、、」
「2次災害、原発の不安」
「日航機墜落のときの作業での想像を超えた地獄のような様、今回はその比ではないはず」
「(先遣隊の申し伝えより)惨状への想像は想像ですらなかった」 etc.
これまでジコチュウに「自分のやりたいことだけ」好き放題やってきた私です。歯科医にしかできないことで歯科医の力が「今」求められているのだ、生涯一度くらいは世の中のため働いてみようと決意し昨日申し出ました。
警察から要請があり次第、1週間から10日くらい休診することになります。
予約がずっと先送りになる患者さんにご迷惑をかけることになりますがご容赦ください。