’11高岡市歯科医師会学術講演会
私こと
実に20年間の永きにわたり学術講演会を企画してきましたが、1月の新年総会で学術担当理事としての仕事は今回を最後にしたい旨をアポなし発言しました。
昨今、インプラントや審美修復等にばかり眼が向けられ、歯牙保存の努力がなおざりにされるのはゆゆしきことで、私は歯科のそんなトレンドを危惧する者のひとりです。そんなことから今回はずっと以前から私が目標としてきた臨床家のひとり下地勲先生に「歯根膜で臨床をかえる」でご講演をお願いしました。まずはライトアップされた高岡大仏を眺める座敷にて懇親会、またしても「ほとんど劔の会」状態です。
講演を息をのんで聞き入る皆の表情が印象的。私自身は、といえば卒直後から影響をうけてきたO先生S先生らからもきいてきた「発生の過程」について理解しているつもりでいたものの同じことを他人に説明できるかといえば充分ではなかったと思う。それがクリアになったのは大きな歓びなのです。
県歯時代を通算すれば約100回(!)学術講演会に関わってきました。今回はそのなかでも間違いなくベスト3、とこれも私が勝手に認定しました。やはり講師の選定に間違いはなく、イベント屋の鼻高々。ほんとに素晴らしいご講演でした。