院長ブログ

25JAN

校歌の疑問

2011年01月25日

私は高校生だった頃、校歌の一節「訓(さと)さずや」の正確な意味がわからず、少し後ろめたく思っていました。でも国語の先生に質問するのも恥ずかしくてウヤムヤのまま35年(!)経過しました。
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もうこの歳になれば「私はアホでわからん。教えて~」なんて言うことくらいどうってことありません。数人に聞いてみました。しかし、皆一様に「ニュアンス」くらいは言えても正確には自信がないらしい。なあんだ私と同じじゃないか!わからなくてもそう恥ずかしいことじゃなかったんだ、そんなことなら昔っからきいときゃよかった。まっいいか、誰か教えて~。
 同級生のSさん(T女子大学日本文学科、国文法専攻卒)が、「親友で高校の国語の先生の才媛」に確認してくれました。これで私の35年来の疑問が一気に解決しました。てなわけで以下はプロの回答を引用です。Sさんありがと~。

  さとさずやの[や]は、古語文法でいうと係助詞というもので疑問や反語を表します。この
  場合は反語の用法で、[さとさないだろうか?いや大いにさとすはずだ]という意味に
  なり、[さとす]ということを強調していることになります。つまり  さんの解釈は
  正しいかったわけです。伝統校となると、校歌も古い言葉が使われていて、文化の香
  りがありますね。とてもいい歌詞だと思います。ではまた。

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