04FEB
堀田善衛(ほったよしえ)展
2010年02月04日
神奈川県立美術館でされた同展を高岡市美術館で開催。主催放送局勤務の患者さんから招待券を頂戴したのでありがたく行ってきました。
中学生の頃「わが伏木中学校の校歌は、作詞掘田善衛(芥川賞作家大正7年伏木に生まれ平成10年80歳で没)作曲團伊玖磨と著名人の作。堀田に作詞を依頼したところ『校歌なんぞとてもとても、、。「〜の歌」ということでよろしければ』といわれたことから伏木中学校の歌と称することになりました」ときかされていました。
「♪広い世界で働こう~、広い世界を知りぬ~こう~~♪♪」と、世界に視野を広げようと唄われているとおりご自身も60歳でスペインに移住されたそうです。とはいったものの伏木校下から有能な若者の多くが出て行くのも困ります。いまや高齢者在住率が高岡市内校下堂々の第3位、なおかつ独居老人世帯が当町内の4割!と深刻なのです。一度世界へ出てもまた帰ってもらえるといいと思うのですが。
私が通っていた富山県最古の保育園、伏木保育園は(善衛氏の母)堀田くにさんが91歳で亡くなるまで園長をつとめられたそうです。息子さんの善衛さん作の詩を達筆な母上による揮毫も展示されています。
富山県最古の伏木小学校は藤井能三さん、日本最古の東京歯科大学は血脇守之助先生。いずれも篤志家の私財で開設された恩恵にあずかってきました。