院長ブログ

2009年12月のブログ記事

31DEC

'09年末初滑:菅平

2009年12月31日

菅平といえば当然ラグビーでの「走れ走れの夏合宿」だったのですが、十数年前冬にK子邸別邸にお邪魔して以来、北陸の雪とは異質の抜群の雪質とゲレンデの多彩さが気に入りました。それからほぼ毎年、すでにラグビーの練習をしに行ったよりもスキースノボに行った回数のほうが多くなりました。というわけで、年末の寸暇を惜しんで1泊2日。
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菅平にはすごく上手い熟年スキーヤーが多いのが特徴ですが、スノーボーダーは少数派です。全国レベルで年々スキー人口は減少の一途のようで、かつてあんなに混雑したゲレンデはどこも閑散としています。近年暖冬続きで雪が少ないことも一因でしょう。
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 伸び盛りの中坊は上から下まで母、姉のレンタルですが、私もスキーの技術はすでに抜かれたと悟り、スノボに専念することしにて真新しいスキー靴を生前贈与(?)しました。ところが少し小さくてきついと。こいつに抜かれるのは本望ですが、追い打ちをかけるようにアフタースキーでは将棋で3連敗、、、。
 みなさん、よいお年をお迎えください。

26DEC

歯界展望2010年1月号

2009年12月26日

A4化なった1月号に私の名前が二つ載っています。
ひとつは11月KDM講演の記事。
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永田先生松田先生そしてKDMのみなさん歓待ほんとにありがと〜、です。
もうひとつは連載。
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私は歯科雑誌や(とくにインプラントロジストの)講演を聴く(みる)たび常々苦々しく思っていました。『あの歯を抜歯してインプラント?残せるでしょう!?』また「再生療法」の症例写真をみるたび『高価な膜や塗り薬を使わなくてももっときれいに治せる自信がある」。また「私はインプラントは随分やってます。でも歯周治療は苦手。採算とれないし」なんて平気な顔していう歯科医が日本中にたくさんいます。心あるひとなら「ちょっと待ってよ、それはないぜ」と思うのが普通です。
 すでに歯科医としての人生の折り返し地点を過ぎた身としては、さあこれから!という若い歯科医が商業誌であんな症例ばかり眼にするうちにそれが歯科医としての目標であるかのように錯覚し、歯牙保存の努力や歯周基本治療を怠ってしまうだろうと危惧するのです。
 今回の連載はそんな観点からのものですから、ベテランの先生たちには陳腐でしょう。10回程度連載のうち重症例やその経過を後半に提示しますが、前半4回くらいは「前振りの前振り」が続きます。当面、素通りしていただければ幸いです。
 来年はこの連載、デンタルハイジーン春の別冊、秋のアメリカ歯周病学会、の3本建て。「活字」になることは、しゃべりっぱなしではなく証拠が残ることなので油断できません。

24DEC

「再生療法」に異議あり!!

2009年12月24日

事後抄録が届きました。著明な先生の「再生療法」の講演をきいて疑問に感じていたことを事後抄録で確認したくて待ちどおしく思っていました。
1.生活歯:骨欠損に骨や補填材を填入した結果、レントゲン不透過像がふえてはいるが、歯根膜の再生を示す歯槽硬線が確認できない。CEJから骨頂までの距離はあまりかわってはいない。
2.失活歯:歯根周囲に骨がふえているようにみえるが、根尖の位置に注目すると術前術後でかなり上がっています。つまり自然挺出の効果が充分あらわれている、ただそれだけなのです。デンタルX−Pの規格性にも問題がある。失活歯の場合にも補填材周囲に歯槽硬線は確認できません。それでは「歯周組織の再生」とはいえません。同じ地方の先生たちが最近H誌に書かれている症例もほとんどすべて同じです。
 ただし普通の臨床家と異なることは手早い手技で非常に侵襲の小さい歯周外科をされるため移植した骨や補填材の溢出が少ないということなのでしょう。
 厚顔無恥な私にもさすがに御本人に面と向かっては言えません。本ブログをご覧の先生方、ぜひご意見お待ちしています。

23DEC

岐阜へ日帰り

2009年12月23日

日本歯周病学会臨床研修会で岐阜へ。高岡から岐阜までは裏日本から表日本と日本列島を横断ですが、東海北陸自動車道が開通して以前よりグンと近くなったことで車で行くことにきめていました。「インプラント治療と病診連携」なんて苦しげなテーマには元々全く興味がなく、出席カードをもらうためだけ。主目的はETC車初体験、実写版のレーダー探知機動作確認、クワトロの雪道高速運転です。インター料金所ではETCでらっく楽、いままで小銭を探してジャラジャラあれはなんだったのか、しかも日曜休日1,000円はありがたい。またレーダーの2kmも前から探知機に画像がでたうえ「もうじきこんなのがあるよ!あるよ!!」とウルサい。
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そして何よりクワトロインタークーラーターボの胸のすくような走り!岐阜県は縦に長く,数mの積雪の標高1,000数百mの飛騨地方から雪など無縁の太平洋側にある岐阜市内までと道路は多彩ですが、あっという間の2時間半でした。雪がなければ2時間でしょう。「車を運転すること自体が楽しい」のはこの歳にして初めてかもしれません。
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 途中トイレ休憩をかねて世界遺産白川郷に立ち寄って道草をくってきました。五箇山にほど近く、わが医院からわずか1時間の距離。
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東京や九州熊本からお客さんが来られた折のご案内観光スポットのひとつにします。

23DEC

レンガが縦じゃあ、、、

2009年12月23日

祖母の葬式のために休診し多くの患者さんたちにご迷惑をおかけしました。
一段落してミーティング室の工事の様子をみにゆくと
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オランダの民家を模したはずの外壁が「縦長」じゃないか!
「こんな例いくらでもありますよ〜」「ダーメ!他の例があるかないかそんなことは関係ない。外してやり直し!!」さすがに全部は酷なようなので道路側から見える面だけか。

19DEC

'10 カレンダー

2009年12月19日

今年も一部いただきました。
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元々は撮りだめた海外旅行でのスライド写真に日の目を見せるためにはじめられたそうですが、毎年プロのカメラマンかと思えるような美しい写真に画鋲を刺すのが惜しくて額縁にいれてみたりしていました。来年で最後とのことですが、「何事も始めることは簡単ですが、続けることはむずかしいものです」という添付文書には,全く同感です。ほんと何事もそうですよね。
 昨年TDC卒研セミナー前夜の打ち合わせの席で、K先生がF先生に「K子先生に講演お願いしてよ。最後に(?)母校で錦を飾らせてあげたいんだ、頼むよ」といっておられたのを横目にきいていました。それが来春3月に一日講演となって実現するとは早業です。いかんせん当日は高岡市歯科医師会学術講演会を主催することにきまっていて出席できません。申し訳ありません。

16DEC

建築着々

2009年12月16日

役所への届け云々で時間がかかっている間に、作業場では柱や梁の準備ができていたらしく、あっという間に柱が立てられました。
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「チェアーサイドに来る前に技工室でゴシックアーチトレーサーやろうていを準備しておく」ようなもんだ、なんて思うのは先日の下顎吸着義歯モードがぬけないからでしょうか。
 それにしても9月に行ったオランダの煉瓦造り風にしようかと思っていたのに、費用節減のためこれじゃあ似ても似つかぬ和風安普請になりそうです。手術室はルーベン大学風のガラスドアを探します。

13DEC

英文事前抄録

2009年12月13日

来年秋にホノルルでのアメリカ歯周病学会で英語のポスター発表を目論んでいます。そのための事前抄録作成に取り組んできましたが、できたものは自分ながら中学生の英作文とかわらない、稚拙なものでかっこ悪いなあと思っていました。そんな折、ひょんなことから富山出身で現在オーストラリア〜イギリスと海外で通訳や翻訳家として活動中のSさんと知り合いました。その彼女に添削指導をお願いしてみたところ快くひきうけてくださり、幾度かのトライを経てついにこんな素晴らしい英文事前抄録が完成しました!
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native speakerにみられても恥ずかしくない推敲を重ねた堂々の英文!こんなの自力じゃとてもとても無理でした。症例の質とポスターの内容が負けないよう半年考えます。

10DEC

ミーティング室を増築

2009年12月10日

わが診療室では現在5台のチェアーがフル稼働していますが、日に何度かもう一台欲しくなります。またミーティングに使う院長室も手狭に感じられるようになってきました。チェアーを増やすには院長室を移設するしかないのですが、開業当時建築費を値切ったために鉄骨が細くて2階建にはできないのです。そんなことから裏の駐車場にミーティング室を増築することにしました。用途としては院内スタッフの症例検討、剱の会例会や研修会などです。必需品のPCプロジェクターが使い良い窓の少ない細長い部屋で水周りは不要。審美性は度外視となれば建売の倉庫でいいのですが意外と高価になることがわかったので、木造平屋を簡単に建ててもらうことになりました。雪が降る前に、と思っていましたが基礎工事が始まりました。
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ネックは用水を挟むため棟続きにはできないことです。
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これが完成の暁には、自宅に帰るのがまた遅くなりそう、、、。

09DEC

掛け時計

2009年12月09日

最近、診療室と院長室に掛けてある時計が老朽化してきたらしくあいついで正しい時間を刻まなくなってきました。それもそのはずこの二つはかつて開業祝いとして勤務医時代のスタッフと自宅近所からいただいた、つまりかれこれ23年間使用しているものなのです。
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開業以来、電化製品は順に壊れて結局全て買い替えてきましたから、この二つの時計は開業以来私と苦楽を共にしてきた(?)最古参でした。でもさすがにこれでお役御免でしょうか。

06DEC

「歯周治療なく固定」は悪化

2009年12月06日

歯科医である息子さんの勧めで来院された60代男性、根尖まで骨吸収の重度歯周炎。
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下はこれまでに何度もご紹介しているケースです。年齢重篤度ともとても似ています。異なることは、今回の症例は歯が動くからといって近医にてスーパーボンドで固定されたことです。左上1右上3は隣在歯にぶら下げられていますが保存不可能。
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「歯の動揺がひどい(がどうしていいのか分からない),とりあえず隣とつなげて固定しておきましょう」は悪化させてしまい本当に困ります。

06DEC

12.6は強風波浪

2009年12月06日

ここ数週間、日曜日は多忙でずっと釣行できませんでした。12.6久々の完全オフ。ジグや仕掛けを揃えて楽しみにしていました。ところがこの予想天気図
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高気圧から低気圧に向かって風が吹きます。線と線が狭いほど強風。つまり明日は南西の風が強く吹いて日本海側は「ウインドサーフィン日和」なのです。以前は土曜日にこんな天気図をみるとそわそわウキウキしたものですが、いまではこの寒空に海に入れる気はしないし、風が吹いては釣りにはなりません。明日は午前中に歯科の課題は仕上げて早明戦に集中します。
'09早明戦
前半は明治バックロー陣の走力が光り、脳震盪で退場した明治右センターの躊躇のない正面タックルは素晴らしかった。やはり激しいタックルはゲームをひきしめる。両チーム監督のラガーマンとしてのキャリアは異なる。JAPAN不動のフッカーだった藤田剛氏から引き継いだ吉田義人氏は世界選抜のウイングとしてインゴールダイレクトキャッチトライをきめた伝説のウインガーだったが、早稲田の中竹監督にそんな華やかな選手歴はない。しかしスクラムの要、フッカーが怪我で退場しても「対処は選手たちに任せる」と冷静、さらに後半20分にはなんとハーフ団に1年生を抜擢、それが奏功してテンポの速いゲーム運びが逆転につながったのです。コーチングが巧みな指導者として中竹監督は特筆です。勝ってもうかれず「次」を見据えていました。今年も早明戦はいいゲームをみせてくれました。

02DEC

極上りんごで禁酒(?)

2009年12月02日

多量飲酒癖がすっかりぶりかえしてしまった今日この頃。カレンダーをみると忘年会が12月中に8回!もあるのです!!よく重ならないものだと感心します。最も苦手とする会の日程がまだきていません、パスしたいなあ、、、。そんな折、りんごを頂戴しました。
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多数は採れないため店頭にはだせない極上品とのことです。
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きってみると蜜がたっぷり、そのうえ芯の部分が極端に少なく捨てるところがあまりないのです。こんな美味いりんごを食べていたらそんじょそこらのスーパーに売っているのは味がしない(中坊談)、これは贅沢すぎていいことではないかもしれません。
「今月中は、自宅でアルコールは一滴も呑まない。りんごでごまかす」ことを誓います。

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