院長ブログ

2009年8月のブログ記事

30AUG

西表でスキューバ−ダイビング

2009年08月30日

ものは試しだ、てなわけでダイビングです。
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一緒に乗船した若者たち(「『趣味はダイビングです。一応アドバンス持ってます』とはいったものの実際はせいぜい1〜2回/年かな。用具は何ひとつ自分で持ってはいません」というあまり熱くはない人たち)からきいた話です。お詳しい人、間違っていたらごめんなさい。
*スキューバダイビングって1ダイブは40分程度で一日に2ダイブ(限界は4ダイブ)それ以外の時間をゆっくりまったり過ごすのだそうです。(体育会系ビッシビシとは異なる遊び)
*数万円の受講後、試験に受かればCカードというライセンス。その後「アドバンス」「レスキュー」「インストラクター」と続く、、、
*でもインストラクター以外、自分ひとりでは潜れない(あれ??そうなんだ、、、)
*インストラクターになるには講習や試験の他に○十時間潜った「実績」が必要。なのでよほど時間とお金がある人以外は厳しい etc.
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実績が必要である点は「専門医」取得に似ている面もあるもの、それじゃあインストラクター以下の免許ってなんなんだ、なんて思うのですが、、、それ以上深入りする気もないしまあいいか。  
 で、今回わかったこと:魚はやはり「根」のまわりにいる。そしてやはり基本は「底」。

28AUG

東洋のガラパゴス

2009年08月28日

こちとら3,000m級の北アルプスがホームだ、なにもこんなところまできてトレッキングなんてしなくても、、、と内心思っていましたが、滝までの山歩きは西表の固有種のパラダイスなのでした。
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                 (水中写真等は塚本ガイドのカメラより)
いたく気に入ったのはこのサキシマキノボリトカゲです。
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あまり逃げずにおとなしく捕まってくれます。とかげなのに尻尾を持っても切れません。大きくなると40cmにもなるそうです。小さな個体でもカメレオンみたいな顔はさすが恐竜の子孫だと納得しました。

27AUG

マングローブの川を遡る

2009年08月27日

西表島は意外に大きくしかも島全体の9割が山というだけあって、多くの穏やかな川があります。カヌーを漕いで遡る。わが日本海のモーターボートの爆音とは違う風情。
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川といっても半分位は海水で、潮の干満によって水位が数十㎝変わります。マングローブは亜熱帯のなかでも汽水帯とよばれるこんな特殊な環境に生育するそうですが、水位によって根の露出が大きく変わるのです。
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こうした風景をみると思わず「『歯根露出』のタイトルバック、、、」なんて想像してしまうのは私もほんとに歯科オタク?
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カヌーをとめると滝壺までは、西表の希少動植物を見ながらのトレッキングです。
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博識なガイド塚本氏が作ってくれた八重山ラーメン。豚の角煮、沖縄かまぼこ、ネギまで持参という手のこみよう!あまりに美味すぎた。
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24AUG

本日休診(昨日休日当番医の代休)

2009年08月24日

というわけで、昨年同時期に100匹釣れたポイントへ、夜から朝に変わるいつもの時間に出漁いたしました。しかし外道である通称「沖の女郎」ばかりかれこれ40匹も釣れて手間ばかり、かまぼこにしかならない魚は全て待ち構えている海鳥にくれてやりました。ううむ、、、。ところがものは試しと落とした未知の浅場でハチメがかかってきました。これはラッキー!新ポイントみっけ、と。風があがってはやあがりは残念ですが次回はここに直行だ。
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来週の乗組員募集中。朝釣れハチメの刺身&塩焼きは超美味です。

22AUG

英文和訳

2009年08月22日

現在、大小含めれば7〜8本(!)の原稿を同時進行しています。さらにプレゼン準備がいくつか。いずれも締め切りは迫るもののなんとなく終わらせるのも惜しい気もしてそのプレッシャーを結構楽しんでいます。そんな中、気がかりなことは「英語」なのです。来月のオランダ遠征を前に英語ケースプレ準備とベルギーの教授の論文を英文和訳する、というミッションがきました。いずれも未経験,,,。課題の論文を英文和訳ソフトに課題の文章を放り込んでみましたが、解読不能な日本語になってしまう。次には帰省中の現役女子大生にアルバイトさせるという反則技も思い付きましたが「専門用語ばかりでわかるわけない」と無下に断られこれもあえなくボツ。他力本願じゃ卑怯だし仕方があるまい観念してやるしかない、か。
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電子辞書がイマイチ使いこなせず四苦八苦していたのですが、「成句検索」の使い方を教わったら突然道が開けました!スイスイ進んで↓はいこの通り午後半日で2編とも終わってしまったのです!
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うれしいなあ。いったんエンジンがかかれば我ながら素晴らしいダッシュ力だった。高校生当時にこんな集中力があったらばもう少し高偏差値がマークできて違う人生を歩んでいたかも、なんちゃって。さて、次の課題にとりかかるとするか。

21AUG

埋伏智歯の抜歯

2009年08月21日

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埋入智歯があって腫脹疼痛を繰り返してきた。7遠心もいい状態ではない。①8を抜歯、②7を抜歯して8を自家歯牙移植、③7抜歯して8をMTMで引きずり出して、の3案を検討。
 フラップをあけてみると、氷山の一角のようにみえる歯冠にびっしり歯石がついており、これが腫れた原因か、、、、とってきれいにすることは不可能と判断、①8を抜歯に決定。
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骨より上に露出している歯冠はごく一部にすぎずこのままでは分割も不能。歯冠周囲のぶ厚い皮質骨を削除が今回のポイント。そのうえで分割抜歯。
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所要時間15分、術後の腫脹疼痛もほとんどなし。
こんな手技も超音波を使えば口腔外科医じゃなくても容易です。

19AUG

ヤシガニ&クワガタ ナイトツアー

2009年08月19日

夜の海岸をヘッドライトで歩けばヤドカリがごそごそ、、、でかい!さすが、だ。
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お目当てはヤシガニです。いました!いました!!
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意外と逃げず捕まってくれます。でもこいつに指でも挟まれたら大変なことになりそうだ
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翌日も真っ暗な歩道やパイナップル畑で何匹かみつけました。「石垣島じゃ、これを珍味として食べさせるところがあるらしい。こっそり持ち帰って茹でてみるか?」「ダ〜メ!これ『絶滅危惧種』だよ!!ヤバいよ」とたしなめられる始末。
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ガイドTさんが深夜仕事を離れてヒラタクワガタのポイント数カ所に連れていってっくれたのはうれしかった。やったぜ、これはお持ち帰りです。自宅で飼うのだ。

18AUG

西表島へ行ってきました

2009年08月18日

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ことの発端は6月のこと。マイルをた〜くさんためて、、、と思っていましたが、使わないと有効期限がきれてしまうことを知りました。では現時点でどのあたりが可能かと冷やかし半分に調べていたところ、石垣島への無料チケットがとれてしまいよくわけがわからないままに日程のみが先に決まってしまいました。
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「那覇から石垣島までは飛行機で40分くらい。石垣島は人口5万人を擁する結構都会。西表島までは船で40分、人口1,600人で島の9割が山」こんなことも後になってようやく知ったという次第。西表の民宿の多くは1泊2食付きで5,000~6,000円程度とバカ安い。セレブなホテルライフ等とはほど遠いことは想像に難くないのですが、山小屋か海の家だと思えばどうってことはありません。あれこれ無駄なく遊べるように万全なスケジュールを組みました。

13AUG

「歯の移動とメインテナンス」全顎XーP

2009年08月13日

反響がよかったので、全顎デンタルX−Pを追加することにしました。
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左下1、左上5の2枚は「vs.再生療法シンポジウム(があったとき)」の先鋒要員です。

ところで知性を疑う「コンビニ美容歯科」HPの噂をききました。年中無休朝早くから夜遅くまでやってるそうです。いわく「従来の歯周治療の歯石除去器具は刃物だから危険です」そりゃあ、使い方を知らないひとには危険でしょう。そんなこといったら高級寿司店のよく研がれた長い出刃包丁なんて「殺傷能力の高い類い稀な凶器」といえることになります。あまっさえ「当院の勧める抗カビ薬のうがいで大半は治る」のだとか。笑止千万、本気で怒ることも大人げないですが、これに釣られる何も知らない患者さんたちはほんとうにかわいそうです。
 勝手に何をいってもいいかもしれませんが、不思議に思えることは高偏差値の難関に合格し高卒時には秀才だったはずの若い歯科医がなぜそんな偽物を真に受けるのか!?ということです。大学合格時点で彼の人生は終わったのか、卒前卒後の教育が間違っているのか。「集客」のための確信犯なら詐欺ですが、本当に真に受けているなら、お○カさ加減を世にさらしているのです。
 歯科医としてすでに折り返し地点をすぎた身として、こんな輩どもが横行するようになったら、、、とそう遠くない将来のこの国の「歯科」が不安に思えてきました。

12AUG

歯の自然移動とメインテナンス

2009年08月12日

初診時50代女性。上顎左右7欠損。
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同じ1歯欠損にも関わらず対合である下顎左右7は大きく明暗をわけた。連結冠右下7は根尖まで骨吸収、左下7はやや遠心に向かって挺出し、歯周ポケットはない。左右6近心には垂直性骨欠損。
 歯槽骨吸収を起こした歯牙は、挺出して炎症から逃れようとする傾向にあるが、対合歯の存在、連結固定等により自然移動が阻止されると炎症は拡大する。

 本症例の治療とメインテナンス:クラウンを撤去し咬合力を解放。自然移動で骨が平坦になってから補綴。6ヶ月毎のメインテナンスが8年間継続している。
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患者さん自身のプラークコントロールの良さとメインテナンスの成果により、炎症再燃の兆しはなし。年数の経過とともに、歯槽骨頂線がますます明瞭になっていくことが興味深い。

09AUG

海と山と歯科

2009年08月09日

大学卒後25周年四半世紀なのだそうです。学生時代と近影の写真を集める企画に、「趣味は海と山と歯科です」というタイトルを思い付きました。山の写真は先日撮影できましたが、海のものはないので今朝4:30出漁しました。釣果といえば五目釣りとなってしまい大したことはありませんでした。8.9%E9%87%A3%E6%9E%9C.jpg
午後は診療所にて歯科オタク。
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ずっと前からこのひとの前歯が気になっていました。「審美歯科医」によるオールセラミックスでしょうが、年々オーバーカントゥアーになっていて現在はかなりSquareな形。多忙で審美性のみが第一優先のしごとには、生物学的幅径も予知性も永続性等も2の次なのです。プロビジョナルでクリーピングを待つヒマなどとんでもない、おかしくなったらまたやり直せばいい、のは双方合意のうえでしょうが「形成即日印象即日セット」という大技はある意味すごいことです。テレビでデビュー当時からの映像がさんざん流されていますが、平成13年あたりからなんだかおかしくなってきました。それを数年毎にやりなおしているのでしょう。
 院長室にてこの20年使い続け手にも馴染んでいますが、シャブ漬けタレントのついたマグカップは捨てることにしました。

08AUG

訃報:Mr.タックルマン

2009年08月08日

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 〜世界No.1のFB「赤い悪魔」のJPRウイリアムスに壮烈なタックルを見舞う石塚:昭和50年9月21日 日本vsウエールズ〜

「ウエールズは力一杯日本選手を蹴散らし、踏みつぶすのが国際試合の礼儀だといわんばかりにスタートから一気に襲いかかった。彼らが突進したあとに必ず日本選手が地にうずくまるシーンが連続した。82-9の記録的な大差がついて、ファンは重苦しい絶望感に襲われて声もでなかった。そのなかでただひとり、死に物狂いのタックルを続ける小さな男ー石塚だった。ハイライトは後半。100m10秒代の足を持つ世界一の俊足ウイングJJウイリアムスが左サイドを快走してゴールへばく進した時だ。するするとそこに近づいた石塚の小さな姿にはじめ気がつくファンも少なかった。気がついたとしても所詮は無駄な抵抗にすぎない。身体が足が全てが違う、、、。が、石塚は追った。そしてゴール寸前、まるで豹のようにみをかがめてウイリアムスに飛びかかったのである。バックリ横倒しになったウイリアムスが自分の腰にくらいついている小さな男を意外な顔つきで見直したのと、大観衆が爆発したのは同時だった。このひとつのプレーで惨敗は救われた。感極まったファンは試合後、グラウンドになだれ込むと石塚めがけて殺到し、その身体を持ち上げると勢いよく宙に放り投げたのだった」
〜「熱闘!早稲田ラグビー:荒ぶる魂の記録 」昭和52年講談社荒ぶる編集部 より〜

30数年前、私はこれ↑を読んで感動したのです。石塚氏は169cm70kg,チビな私とそう変わらない、なのに190cm95kgのJPR(外科医にしてウエールズ代表FB)を倒すのだからこれには憧れました。自分も「背番号7」になるしかない!当たり負けない強い身体を作るために人一倍のウエートトレーニングをしたのも、個人練習「千本タックル」もそのためだった。JJをタッチ際に追い込みタックルにはいった連続写真を何度も何度もみて走るコースを研究しイメージトレーニングをしていました。(今にして思えば恐ろしくアナログ!)
 その元ラグビー日本代表石塚武生氏が突然死症候群で亡くなられたそうです。享年57歳。ご冥福を祈るのみです。

05AUG

「傷はぜったい消毒するな」を実践する

2009年08月05日

「少しくらい血が出たって暫く押さえてあとは放っときゃ治る!」が私のずっと前からの持論でしたが、あくまでも自分の経験則や体育会的根性論でしかないため、子供の擦り傷に絆創膏等で甲斐甲斐しく手当(?)する愚妻を論理的に制止する自信はありませんでした。
 本ブログの熱心なリピーターでもある中坊が帰宅するなりパックリ開いた傷を見せてくれました「これ、消毒しないんだよね、、、」公民館で友達と遊んでいてサッカーボールと間違えて?卓球台の角を蹴っ飛ばしたらいいのです。「そう痛くもないのに直後には血の足跡がつくくらいかなり血がでて管理人のおばさんを驚かせてしまい、すまないことをした」んだとか。でも本人は慌てずビビらず冷静に圧迫止血できたことを褒めてあげよう。男の子は元気が一番。よしよしやるぞ、とりあえず写真、っと。もちろん消毒薬は一切使用せず、もう一度洗ってワセリンを塗り、台所からもってきたサランラップ
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その後毎日、外しては水でじゃばじゃば洗い、またワセリンとサランラップ、、、
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受傷から7日。もういいでしょう。
曰く「(こんなに早く治るとは)すげえ。この治療法『最強』や〜!」はい、私も同感。
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01AUG

週刊朝日MOOK Q&Aでわかる「いい歯医者」

2009年08月01日

週刊朝日の連載に加え、患者さんたち目線の疑問に複数の信頼できるDr.からの客観的な回答を増強した一冊です。
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厚労省から広告できる資格名として認められている歯科の専門医は「口腔外科専門医」「歯周病専門医」「歯科麻酔専門医」「小児歯科専門医」の4つですが、今回載せられているのは「歯周病」「矯正」「小児歯科」の3つなので、片手落ちという向きもあるかもしれません。また専門医資格は目安のひとつに過ぎず、それを取得していなくても腕のいい歯科医師もたくさんいる、という指摘もあります。
しかしそれより何より大きな問題があります。「PRページ」が混在していてページ隅に目立たぬように小さく「PRページ」「AD」と書いてあるのみで本記事との見分けがつきにくくしてあることです。「最前線レポート」「クローズアップ歯科医院」「日本の最先端歯科治療」「歯科治療ガイド2009」のコーナーは、取材を装ってはいるけれど記事の量や写真の有無によって金額が違う「広告」なのです!数十万円支払っているグラビアページは、経済効果でいえばお安い宣伝費なのかもしれませんが、自らのカラー写真と豪華診療室の設備等で「私はいい歯医者です!」と宣伝しているのはなんとも厚顔無恥にみえ、目障りだ、、、。
名案が思い浮かびました!広告ページをハサミで切り取ってしまえばいいのです。
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ヤラセ広告ページは数十ページありました。
全部切り取ったらすっきりしたとても良い本になりました。

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