21JUN
ちまき作り
2009年06月21日
昨年2008 6.08記事「山郷からの便り」でもレポートしたちまきの制作現場を初めて見学しました。山の達人宅に代々伝わる季節の行事ですが、下準備からとても手のかかる大変な手作業なのです。(以下は聞いたまま)
1.餅米を研ぎに研いだうえ、3日3晩新聞紙のうえで充分に乾燥させる。
2.それを碾いて粉にする。
3.裏山で笹の葉を採取。1本のちまきに5枚必要。例年400本程度つくるから笹の葉を2千数百枚(!)摘んできて水洗い 今日に備える。
県外へ嫁いだ娘もこの日のために帰省し、女手3人が餅団子を笹で手早くくるんでゆきます。
皆、手慣れた手つきながらひとつひとつのちまきには一人一人の手の「個性」がでるそうです。
3.ほどよい形に包まれたちまきを揃えて束ね、沸騰したお湯で茹でてから冷水で急冷。それを竿に干して水切りをしたら完成。
お金では買えないこんなに手間のかかった作品を、毎年待っている知人たちに無償で届けるのです。
邪心のない優しい心根にふれたようで、なんとも幸せな気分。きな粉でありがたくいただきました。