08APR
侵襲性歯周炎(?)治療経過 その1
2009年04月08日
'09 2.25記事「侵襲性歯周炎(?)3症例」の中の3例目の治療経過です。
補綴してある3前歯は連結してありました。右上1は保存がかなり厳しいとみえるものの切断して1歯抜歯となれば残りの2歯もさらに悪化することは必至。1.多数歯をまきこんでのロングスパンのブリッジ 2.可撤式義歯 のいずれかの選択を余儀なくされるかと思います。両隣在歯ともすでに歯冠歯根比の悪い歯周病罹患歯なので予後不良は間違いない。VirginTeethを切削しても道連れになって「死なばもろとも」。義歯にしても見た目が悪いだけでなく緩徐な抜歯装置となりそう。いずれにしても欠損の拡大は眼に見えています。さてどうしましょう。こんなときは急いで見切りをつけず、じっくり基本治療に励むのです。
上は初診時、下は6か月後。根尖をこえる骨吸収にみえていた歯槽骨が安定してきました。まだまだ治療途中で予断は許しませんが、ブリッジも義歯も不要となるようです。
4/8は、まきの歯科医院23回目の開業記念日。今日は他にもよい症例をいくつか確認しました。追々ご報告します。