02DEC
出版記念講演会
2008年12月02日
「年齢順」に厳選されたメンバーによるリレー講演は、インプラントを必要最小限に使えば効果的であるものの「インプラント頼みではない」の思想が一貫して流れていました。
今回もまた収穫多数あったのですが、なかでも驚いたのはC葉先生とM井先生の発表でした。私も以前から「歯冠歯根比がどんなに悪くても」「動揺が問題なのではない」「歯根膜が根尖に2〜3mmもあれば」と考えてきましたが、あの先生たちには『歯牙保存の限界』はないのか、と思わせられるほど。本当に溜息がでてしまい、ひどい二日酔も吹っ飛んでしまいました。帰路富山空港につくなり、先日発表の自分の症例ではどうだったろうと心配になって、まっすぐ帰宅せず医院に立ち寄ってレントゲンをひっぱりだしてしまいました。演者は10月GCの講演会とほぼ同じメンバーでしたがこの私が同じステージに立っていたとはほんとにずうずうしくも奇跡的なことだったのだ、と今さらになって事の重大さに気づいた次第。また新たな目標ができましたがこれはかなり重いなあ。
講演会参加者といえば語る会や火曜会等旧知のひとたちが大半でしたが、懇親会ではさらにそれを煮詰めた雰囲気。そんな輪の中に自分が当たり前のように立っていることがなんとも光栄な事に思えてきました。「著書を持参するように」とのお触れでしたが他の著者は「サイン会」が始まる雰囲気ではなかったため引っ込めました。