27NOV
Q 「歯肉の変化~歯の移動~クリーピング」総括
2008年11月27日
A まとめとして初診時からメインテナンスまでを並べてみます。
ブラッシングで歯肉の性状が変化したとき、ここが「1歯1回で麻酔をしないで深~いポケットをルートプレーニングを始める」タイミングです。
急性期にはいかにブラッシングを徹底するか、がポイントです。患者さんにいかに「その気」になってもらうか(モチベーション)そしてそれをいかに持続できるか、デンタルスタッフ総力あげた力のみせどころなのです。
臼歯部にもかかわらず咬合調整はしていませんが、歯間離開が閉じました。
「不良肉芽」をとらず根面を滑沢にできる技術がポイントです。
クレーター状に陥凹していた歯肉がせり上がり、歯間乳頭が形成されました。
この間、プラークコントロールは困難ではありますが、歯肉のクリーピングの妨げとなる歯間ブラシの使用は禁忌です。
歯周組織が安定しているメインテナンスにおいては「磨きすぎ」は禁物なのです。