07NOV
越中守細川家名宝展
2008年11月07日
熊本の細川家700年もの伝来名宝展を富山水墨美術館へ見に行ってきました。
越中国府といえば初代はかの大伴家持が単身赴任していて万葉集の歌を多数詠んだことからここ伏木が万葉の里なんていわれていますが、細川忠興から数代にわたり朝廷から任命されていたとのことです。もっとも実際には越中に来た形跡はなく名目だけの国主だったようです。
伝来の名宝の数々。600年の年代もの時空をこえた伝雪舟作の屏風には底知れぬ迫力。豊臣秀吉からの書簡、宮本武蔵画の掛け軸などを自分が実際目の当たりにしていることが不思議にさえ思えました。細川ガラシャ夫人の最期のいきさつなどもよく理解できたこともよかった。
先日高岡美術館での「近代の美術あけぼの展」ではクボタの会長さんが所蔵している明治初期の絵画の数々の展示でしたが、その比ではない細川家の超名家ぶりが垣間見られました。第18代め当主にして元首相細川護熙氏が現在理事長となっている祖父が設立した家宝展示館、東京目白の「永青文庫」もいつか行ってみようと思いました。