院長ブログ

15JAN

「歯科領域へのバーチャルリアリティーの応用」

2008年01月15日

「これ聞くだけでも参加の価値あり!」との前評判どおり本当に素晴らしいプレゼンテーションでした。
VR.jpg
左上はエジプトのミイラ。CT撮影をしそれをバーチャルリアリティーに映像化するのですが、ミイラには一切手も触れずに内部の様子を粘膜の下からでも骨のレベルでも後ろから前から上から下からその他あらゆる方向あらゆる深度から自分の思いのままに「眼で」みることができるのです。左下は立体模型として人体の解剖の学習に、右上は実際の患者さんで骨折の症例。つまり医学歯学領域での教育、治療計画、患者さんへの治療法にと限りない恩恵と変化をもたらすのです。歯科医としては右下のように根管系の複雑さを知ってしまうと自らの根管治療に絶望的になる恐れもあるかもしれませんが。
10年先には私たちのクリニックでも自分のパソコンで普通に扱えるようになるであろうとのことでした。
P.Brown.jpg
演者の Dr.W.Paul Brown :(Stanford Univ.)。とてもgentleですごい方でした。

カテゴリ

このページの先頭へ戻る