09JAN
「錫杖」廣田暁(洋画)
2008年01月09日
1907年(明治40年)国土地理院の前身である参謀本部陸地測量部の柴崎芳太郎測量官らが三角点設置のため地元の宇治長次郎らを伴ってに剱岳に登頂しました。人間が登るなどとんでもないと恐れられた剱岳にはこれが人類初登頂と思われていたのが、なんと山頂に平安時代のものと思われる錫杖(杖の柄につけた金具)が発見されたのだそうです。そんなミステリーロマンを題材にした洋画なのです。かれこれ10回以上登頂している私としては、現代のようにゴアテックスのレインウエアもペットボトルも登山靴も地図もコンパスも何もない平安時代、特にあの鎖場などどうやって登ったのだろうと不思議に思えます。
アルピニスト憧れの山ともいわれる剱岳。現在映画撮影も進められています。三角点設置100周年のこの夏、全くの初心者数名をお連れする計画中。他にももし剱岳初体験したい方おられましたらご一報ください。剱山頂で一緒に万歳三唱しようではありませんか。