院長ブログ

2007年12月のブログ記事

31DEC

Wind Surfing 1

2007年12月31日

年末大掃除をしていたら古い写真を発掘しました。
Mistral Ventura.jpg
'87ですからちょうど20年前。2本目のボード「Mistral Ventura」は当時32万円で私の給料の1.5倍するかなり高額な買い物でした。ウオータースタートをマスターした思い出深いボードなので漁船「VenturaⅡ」はそのあやかり名なのです。私はこれからWSF(ウインドサーフィン)にハマってゆき、とてもいいボードだったのですが、WAVE RIDINGやJUMPなどに挑むためにダガーボードがなく浮力の小さいショートボードが必要になってリセールに出したのでした。

27DEC

咬合性外傷

2007年12月27日

左上犬歯近心の骨欠損です。
外傷1.jpg
EPT+.プラークコントロールが非常に良い方で赤染めではほとんどどこも染まりません。
ブラキシズムによる外傷と診断し、スケーリング、ルートプレーニングは一切せずナイトガードと自己暗示療法による外傷のコントロールを試みました。

初診と3ヶ月後の比較です。骨が少しずつ戻ってきました。
3m.jpg

23DEC

破折歯接着の経過

2007年12月23日

「外傷」の記事 「歯冠破折2w後に」2006 6.24 で紹介した外傷の小学生です。
顕微鏡下で生活歯髄切断のうえ破折片を接着した破折片をがはずれ再来院しました。
当時の写真。
06 6歯冠破折.jpg

外れることは予告していましたが1年半もよくもちました。
07 12破折予後.jpg
スーパーボンドは歯髄を覆い隠すかのように歯根側に接着していて、歯冠側から外れているので感染はありません。この先何度も外れるかもしれないし破折片は使えなるかもしれない。でもそうやって成長が終わるまで時間稼ぎをして切削の時期を遅らせればいい、とお母さんには伝えました。

20DEC

CT画像2

2007年12月20日

犬歯フィステル.jpg
右上犬歯にフィステルです。舌側にためらい傷のような小さな充填はありますが、EPT+_でイマイチ不明。エンド病変かペリオか視診、デンタル、プロービングでははっきりわかりません。
CTでは.jpg
3DCTをみると一目瞭然、何のことはない根尖病変が唇側に波及していました。

15DEC

大臼歯のCR充填

2007年12月15日

大臼歯1.jpg
インレーを撤去するとカリエスが意外と深いことがよくあります。
大臼歯CR.jpg
歯髄に近いところはケミカルサージェリーを施し、ウエッジで歯間を広げてCR充填です。

12DEC

線維性エプーリス epulis fibroma

2007年12月12日

60代男性。不適合クラウンを外し残根の抜歯と同時に切除。右は2w後。病理所見に悪性は認められなかった。
エプーリス.jpg

『エプーリスとは歯肉腫ともよび、歯肉に生じた限局性で有茎性の良性腫瘤の臨床的な名称である。その本体は歯肉、歯根膜、歯槽骨膜、歯槽骨から発生した炎症性または反応性増殖物である。臨床的には普通は有茎性の腫瘤で表面は凹凸不整、分葉状のものが多い。病理組織学的分類のなかで「線維性エプーリス」は線維組織の増殖からなるもので、肉芽種の陳旧化したものと考えられ、部分的に肉芽の様相を呈し、単調な組織像を示さない。外観は2次感染がなければ淡紅色で弾力性に富み、やや硬い。
エプーリスの治療は外科的切除による。』  (新口腔外科学通論 より抜粋)

10代男性。半年前から発生を自覚した。右は切除2w。あとは経過観察とした。
エプーリス2.jpg

08DEC

CT画像1

2007年12月08日

3次元である骨を2次元のデンタルx−pにするとき、グラデーションがあれば頬舌的にレベルの違いがあることはわかりますが、それがどんな範囲で高低差があるのかはCTでみれば一目瞭然です。これを重ねることでデンタルx−Pを「読み取る」眼を養いたいものです。
でんたる1.jpg
CT.jpg
左上〜右下に向かい1mmスライスですから、4mmとかなり狭い範囲で高低差があることがわかります。

05DEC

洗脳

2007年12月05日

10数年前、週に2回「ヤマギシ会」から小型トラックの直販車がきて「無農薬無添加の野菜牛乳豚肉鶏肉」等を買っていました。当時他の場所で出会った担当者に頼んで当院駐車場でも販売してもらっていたのでした。しかしそのうちマスコミによくとり上げられ大騒ぎになり始めたのでお断りしました。
 ヤマギシ会実顕地で暮らす「村人」(出家信者のようなものか)になるには自分の所有する全財産を寄進するという話もきいていました。オウム真理教のように絶対権力者がいるわけでもない、しかし40年も続いているのはどういうことなのだろう。また7泊8日の「特講」を終えると参加者は高揚した気分になり涙を流して解散する、、、そんな様子をニュースでみて、どんなことをして洗脳するのだろうと、私はそこに一番興味がありました。
ヤマギシ会という.jpg
「ヤマギシ会」の名前も忘れかけていたころ、書店でこんな本を見つけて即買ってきました。ルポルタージュとはいえ、筆者が小型テープレコーダーを隠し持って体験したもので、ミイラ取りがミイラになってしまう危険を孕む渾身の取材。402ページをほとんど一晩で一気に読み終え、洗脳の謎をとく鍵は大体わかりました。

それにしても私が「洗脳」される前に撤退して本当によかった。

02DEC

ワセダラグビーかっこ良過ぎ!

2007年12月02日

この冬のヤリイカ初物です。俎板のうえでまだ動いています。
ヤリイカ.jpg
身は刺身、ゲソとキモは塩焼き
昼飯.jpg

お金では買えないこんな超贅沢な昼食を済ませ、ラグビー早明戦を待ちました。
ジャパン不動のフッカーだったメイジの藤田剛HC、清宮マジック、いずれでもなくラグビー指導者としては無名に近いかもしれない中竹竜二監督を昨年から応援していました。ワセダといえば昨年の矢富そかべのハーフ団が素晴らしかったので今年どうなるのかと心配していました。ところがさすが早稲田、素晴らしいチームに仕上がっていました。ハイパントの落下点に狙いすまして突き刺さるタックラー、メイジのサイドアタックに溢れるディフェンス、走れる巨漢FW,そしてなによりグラウンド横幅目一杯揺さぶるBKは格好良すぎでした。特にNo.8,一年生SO,Full Backといわゆる縦のラインのできはほんとによかった。
メイジのSOも一年坊ですがかのトヨタSO田村Jr.というではないですか。また解説の慶応OB浜本剛さんのJr.も慶応でタイガージャージを着ているのだとか。史上初ジャパンの有賀親子といい、い〜な〜。

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