'07 伏小遠泳大会
今年も晴れ。校長先生の太鼓、父兄会長のかけ声とともにスタートです。
この日までプールで練習を重ね、前日に「見極め」をしてタイムの速い子の順に泳ぎます。追い越し禁止、注意事項は「隊列をなるべく乱さないこと」です。先頭集団はほっとけば泳げます。後ろへ行く程、途中でビート板を渡す、元気を取り戻したら回収する、最悪の場合は伴走の船に一時エスケープも考えるなどのサポートが必要なのです。
父兄が岸で待つこと数十分。先頭集団がみえてきます。全員が「そ〜れ!そ〜れ!!」と声をかけながら力を振り絞っていました。
先頭の児童の話では「(泳力は上達しているはずなのに)今年は去年より辛かった。自分のペースではなく周囲とペースを合わせて泳がなければならないから」ということでした。それも試練のひとつでしょう。
私は最後尾のサポートに泳ぎました。不安げな児童には終始ほとんどマンツーマンです。不安でいっぱいの子供はつらさも大きいかわりになんとか完泳できた喜びも大きいものでしょう。
最後のひとり、つい先週までプールでは50mしか泳げなかった子がやっとの思いでゴールです。
父母の感涙と拍手に包まれるのでした。それにしてもいつもながらどうして本番になったらこれだけ泳ぐことができるのでしょう。不思議。
この10数年間、我が子3人とも5年生時6年生時と2回ずつ泳ぎ、それにかこつけて(?)毎年この素晴らしい伝統行事に参加してきました。しかし例年お天気に恵まれるこの日は山登りにも重要な日なのです。来年からはどうしよう。