23APR
私設図書館
2007年04月23日
U先生といえば図書マニアとしてつとに有名です。欄間にかこつけてこれも拝見させていただくことができました。
正確な数字はわからないものの推定5〜6000冊(!)自宅に所蔵されているとのこと。これは圧巻で、まさに「U図書館」と言えると思います。
普通の木造住宅のため、本棚がおいてあるこの2階の床が図書の重みでいつ抜けるかもしれない恐怖、というのは冗談半分本気半分のようにも聞こえます。
冷房も暖房もあえてせず図書に囲まれたこの部屋で過ごすのが,一番落ち着くとのことですが、その満足感や安堵感はなんとなく理解できます。
「なんでも鑑定団」的な価値でいうなら永井荷風全集というのが、相当にいいポイントなのかもしれません。
欄間を前に言っておられた「趣味(道楽ともいえるか)とうものは2代は続かないものだ」という言葉もある真理をついていると思います。
道楽は直接踏襲しなくとも「親父の想いをいかに後世に残すのか」ということも息子の大きな命題といえるのかもしれないのかな、などと欄間と図書館をみながら考えさせられました。