01DEC
萌出と埋伏
2006年12月01日
20代女性。右下8智歯周囲炎で抜歯した。左下は埋伏の予想ははずれ、向きをかえて萌出した。
10代男性。4歯とも深いところに位置していた。13年後には全て萌出した。左上は抜歯済み
10代男児、6年後の比較。埋伏するかに見えた右下は完全萌出したが、左下は水平に向きをかえた。そのせいか7遠心にカリエスが生じた。7保護のために8抜歯も適応か。
智歯は、下顎骨内での歯胚の位置だけではなく下顎骨の成長方向や成長量でも萌出ら埋伏かはわかれるようです。その予測は困難なので、こと若年者の智歯は、初診時には抜歯の適応か保存して経過観察かの判断は難しいといえます。