院長ブログ

05NOV

サッカーとラグビー

2006年11月05日

数年前から末っ子の長男がサッカー小僧↓になってしまったことで「私の楕円球への情熱はいずれコーチングスタッフとして復活する」という夢ははかなく消えてしまいました。
太郎サッカー.jpg

まあ私と彼とのキャラの違いもありますから無理強いもできず、しかたがありません。でも毎週末、子供たちのサッカーの試合を応援にいきテントの出し入れだけしてあとは手持ち無沙汰にボンヤリ過ごすというのは私の性分にあいません。何かしらやっていないとダメだと思い、春にサッカーの審判の免許をとりにいってきました。
そして地元伏木高校が12年ぶりの県大会決勝進出でわきかえっていた今日、アシスタントレフェリーとしてのデビューをさせてもらいました。サッカーのアシスタントレフェリーというのはラグビーでいえば(タッチにでたボールの地点をさすこととゴールの判定くらいしかない)タッチジャッジですが、サッカーではメインレフェリーと二人のアシスタントレフェリーの3人でジャッジするようなものでオフサイドとタッチの両方に眼をこらしていなければならず結構難しいのです。それはいいとして、困ることはフラッグをさす方向です。ラグビーでは「こちらサイドのボール」を指しますが、サッカーは「こちら側へ攻める」方を指すのです。つまりサッカーとラグビーはフラッグを揚げる手が正反対であるわけです。同じイギリスのスポーツなのにどうしてこうなのでしょうか。
ラグビーに慣れ親しんだ感覚をサッカーの流儀に切り替えるのは、例えていえばある日突然「青信号なら止まれ、赤信号なら進め」に切り替えるようなものですから、これは結構大変なのです。私は試合中ずっと「逆、逆、逆、、」と念じながら走っていました。
 私にとってサッカーはあと1年だけですが、勝手に目論んでいることはゲームセットのときピッピーッ!と笛を吹き「ノーサイド!!(ラグビー用語で『ゲームオーバー』の意)」と叫ぶことです。

さてこのチームには私が密かに注目しているフォワードIくんがいます。私はサッカーの細かいテクニックのことはよくわかりませんが、彼はボールさばきがあまり巧くない分、相手に身体ごとぶつかって行くのが好きなようで、特にゴール前になると相手をボールごと蹴り飛ばさんばかりの勢いで猛突進し闘争心を全面に押し出す姿勢をみせてくれるのです。トライゲッター(ストライカーというのかな?)として重要な資質です。でもサッカーでは練習中仲間から嫌われるだろうしコーチからは注意される、今日も試合でペナルティーをとられ注意をうけてしまいました。
私が彼にいいたいのは「いいね〜。ラグビーならお前のプレーは反則でもなんでもない。むしろ『ナイスファイト!』と褒められるぞ。もっと思いっきりいってもいい」
いずれ彼にはラグビーに転向するよう耳打ちしようと思っています。

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