27SEP
Presentation 1
2006年09月27日
「歯周病学会」にもかかわらず、プレゼン内容の大半はインプラント関連です。最先端といえば「サイナスリフト&グラフト」「ボーングラフト」のようです。歯周病罹患の歯牙をいかに残すかではなく、さっさと抜いてインプラント、なのだけれどもいままで埋入不能だった部位をどう拡大するのか、というのが興味や関心の大半なのです。
以下は数人でのランチタイムジョークです。
「アメリカ人のペリオは前歯部しかないみたい」「根分岐部病変なんて実験動物の歯にしかないよね」「彼ら(アメリカ人の歯医者)には初期の歯肉炎くらいしか(Perio.は)治せないだろうなあ」「再生療法に用いるジェルが3万円?そんな不確かなものにお金を払うよりインプラントのフィクスチャーの方が安い。簡単だし」「おいおい。もうアメリカかぶれ?」
general session で天然歯周囲にまつわる話題にふれていたのはほんのごく一部、日本人演者のみといっても過言ではないようでした。そんななか新潟大学吉江教授が発表された内容は「再生医療を用いて結合織のシートを培養しグラフトする。ドナーサイトの外科的侵襲が最小限に軽減できる」というものでした。
対照的にあるブースでは口蓋から結合織をごっそり採取するビデオが繰り返し流されそれを数人がメモをとりながら熱心にみいっていました。