「口腔内の清掃と全身の健康について」
昨日9/7、J町公民館で講演してきました。昨年末「寿大学」で依頼されて同名の講演を行ったところ、それをきかれた職員の方からぜひ当公民館でもう一度、とアンコールいただいたのです。当時とても多忙だったので「9月頃でしたら」なんていいかげんなな返答をしておきました。ところが知らないうちにその日が近づいていて、でも渡米の日と重なることに気付いてあわてて変更していただいたのでした。今回は市のイベントでの講演にむけての予演と考えて、どんな内容に聴衆の関心が集まるか,ウケるか様子をみてプレゼンテーションに採用するつもりでいました。
あいにくの豪雨にも関わらず50名くらいの方が来場してくださいました。同業(歯科医)の女性もお母様といっしょに「見学」に来られました。今回の聴衆には熱心なかたが多く、なかには私の一言一句をノートの裏表にびっしりメモされている非常に真面目な方もおられました。
講演後、熱心な質問を多数頂戴しましたが、「プラークは病原性のあるばい菌の塊である。水には溶けないがこすれば容易に破壊できる。歯はうがいではなく歯ブラシでみがいて大切に」という趣旨はよく理解いただいたようです。
「先生ご自身は虫歯はないのか?」という少し意地悪な質問の答え「私もうまれつき歯医者だったわけではないので、どうしたらいいのか知らなかったため以前虫歯になりました。でも信頼できる歯科医に治してもらって以来、新たな虫歯の発生はありません。甘い物をあまり食べないし、歯磨きが完璧ですから。私は3人子供がいますが、どの子にも虫歯は1本もありません。まぐれではなくはじめから狙ってそうしたのです(本ブログ:『予防』の記事参照ください)」には一番どよめきました。
聴衆から反応があるのはわずかな謝礼よりもずっとうれしいことです。