スイスアルプス
診療室に掲示してある写真をみて「ここ私も行きましたよ〜」という患者さんがもうひとりいらっしゃいました。
「この写真だけで何枚持っていることか、、、。あちこち行ってますけどスイスはもう一度行ってもいいかな〜」とのことです。ヒマのなさを体力と根性にまかせて地元日帰り専門の私には眩しい言葉です。
このポイントで山を眺めた方が当院患者さんだけですでに4組のご夫婦です。潜在人口いかばかりか。
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診療室に掲示してある写真をみて「ここ私も行きましたよ〜」という患者さんがもうひとりいらっしゃいました。
「この写真だけで何枚持っていることか、、、。あちこち行ってますけどスイスはもう一度行ってもいいかな〜」とのことです。ヒマのなさを体力と根性にまかせて地元日帰り専門の私には眩しい言葉です。
このポイントで山を眺めた方が当院患者さんだけですでに4組のご夫婦です。潜在人口いかばかりか。
隣家Iさんが一人暮らしとなってしまい、近い将来がひとごとながら不安に思っていたのですが、身内が千葉県におられるとのことで、引っ越してゆかれることになりました。数十年住み慣れた我が家を取り壊される様は眼にしたくないとのことで解体には立会われませんでしたが、お盆前引っ越しの片付けも終わって家財道具が何もなくなった空家で、最後の一晩を過ごしていかれました。胸中いかばかりであったことでしょう。
今週初めから解体作業が始まりました。全5日間、診療中につき詳細はみることありませんでしたが、着々作業がすすみました。
「創造する喜び」はもちろんありますがきっと「破壊する悦び」というのもありなんだろうな、と思います。
かくして手狭をかこっていた当院裏に観光バスでもおいでいただける広い駐車場ができました。
飼育箱を覗いてみると毎日のように蛹が成虫になっているのですが、その時点で裏返ったまま動かなくなってゆくのです。13匹もいたのに全滅か、、、。
そんななかで1匹だけはずっと元気に動いている個体がいたので、きっとこいつだけは、と微かな期待をよせていました。成虫になって3日後、やはり裏返ったまま動かなくなってしまったので、もう今日こそは掘り出そうと決意しました。ところがなんと、出してみると元気に動き回るではありませんか!死んでたんじゃなかった!
ついにやりました。小振りながらかっこいい角を持つ♂の天然物ノコギリクワガタ。しかもレアな赤い個体!!
私はうれしい〜!!!
大喜びして飼育箱に移し、昆虫ゼリーをむさぼるのを眺めながら思いつきました。「おい、ちょっと待てよ。あの次々に死んでいったと思っていたのももしかして、、、」大急ぎで幼虫飼育器にもどり次々掘り出しました。1匹は蛹の状態で死んで黒くなっていましたが、他はみんな土からだすと急に元気にのそのそ動き回るではありませんか。♂1匹に♀5匹、これで合計7匹。しかもなかには拇指大に成長した末っ子の幼虫もいます。こいつはどんな成虫になるのだろう。
誕生パーテーィーしなくちゃ。今夜はイカの昆布〆で祝杯だ〜!
Iさんの船に便乗の約束ができたので、剱岳の疲労はニンニクを大量摂取して回復を図り、またしても9時に就寝、目覚まし時計がなる3時前に起床しました。
「体はどうだ?」「大丈夫、元気!」自問自答しつつクーラーボックスに氷を詰め込みました。水平線に昇る朝日を拝みつつ、電動リールで探ると水深60mくらいから130mくらいの幅広い範囲でイカがあたりまくりました。4時から8時までの4時間、2人でイカが40パイ!今期最高の大漁でした。能登の透き通る海とは違い、100mもの水深では真っ暗なのではないかと思われますが、イカたちはよくこんなにイカ角をみつけて喰らいついてくれるものです。
登山と釣りの後片付け、掃除をしたら、早速獲れたてのイカをいただくことにしました。とりあえずは刺身と塩焼きとシンプルに。こんな美味い塩焼きの味は舌筆につくしがたく、スーパーに売っているものとは全く異次元の食べ物です。
「肴はあぶったイカでいい」とはいうものの、刺身はもちろん煮ても焼いても干物にしても食べきれない!昆布〆にも冷凍保存にもしますが、読者のみなさんご一報いただければ差し上げます。
富山湾とは違った海がみたくなり能登半島の最北端珠洲市狼煙町へいってきました。
自宅から車で3時間半、山からすぐ海になる海岸線は佐渡が島と似ていました。そういえばトライアスロン大会が行われることも同じです。人口や車の少なさは規制するのに好都合でしょうが、こんなアップダウンの道を走るのはやはり尋常ではありません。海の透明さはここらの海とは全く異なり、まるでプールの水のようにずっと先の海の中まで見通せるのです。
シュノーケルをつけてちょっと潜ると、様々な魚の群れが眼の前を通り抜けてゆきます。ダイビング体験記等によく書かれているような光景です。病み付きになるひともいることでしょう。近くは能登半島有数のダイビングスポットなのだとか。私は子供の頃、よくこんな遊びをしていたものですが、数m潜って水面を見上げると我が子が青い海面に下をみながら浮かんでみえるのはやはり不思議な光景です。以前からかねがね男の子ができたら私の知っている海も山もカブト虫や魚介の採り方も教えておきたいと思っていました。帰り道「あーあ、終わった。楽しかった、、、」というつぶやきのような感想も耳にしました。
私の憧れの職業「漁師の家」というネーミングにひかれて泊まった民宿です。
能登から帰り、太郎を送るとそのまま食料を買い込み、登山の準備をして馬場島に向かいました。昨年に続き剱岳日帰りにチャレンジです。やや無謀なスケジュールながら万一の事故等に備えて診療が始まるまでに一日余裕をみておきたかったのでした。夕方馬場島につくと登山者やファミリーキャンパーの車がいっぱいでした。アルコールもまわり、8時には車中で熟睡しました。
夜も明けない朝3時、星空月明かりの下を登りはじめました。馬場島では過去に何度かカモシカにも熊にも遭遇しています。今ここで出て来られたらどうしよう、なんて考えながらヘッドライトを外したのは5時頃でした。
早月小屋には朝7時到着。さてこのあとが大変でした。なにしろこの晴天、暑くて暑くてバテバテ。昨年よりも30分くらい遅いペースになりました。
剱山頂は快晴で視界は360°。遠くに槍穂高はもちろん、富士山まで望みました。
暑いなか、帰りたくはないけど帰らなしゃあない。汗に比例して水分摂取もハンパじゃなく、4本持参したペットボトルでは足りなくなりました。ところがあてにしていた小屋について昨年と同じ過ちをおかしたことに気付きました。「サイフを車に忘れてきた!」昨年はポカリスエットを1本借りて、翌週にまた登山してお返しましたが今期はこれが最後の予定。小屋のご主人は「いいよ、いいよ。また来なきゃならないね〜(笑)。でもお金はいいから今度はかわりに新聞持ってきて。世間と離れてると活字に飢えてね~」だそうです。「ありがとう、じゃあお言葉に甘えて来年きっと」
全行程12時間とちょっと。Kくんの記録10時間には遠く及びませんが、今年も体力と精神力の限界付近で生還しました。もうダメ、ヘトヘト。
今日はわが母校伏木小学校恒例の伝統行事「遠泳大会」でした。国分浜沖にみえる男岩(おいわ)を周回してくる公称2.5km(実際はもう少し短いと思われる)コースです。
校長先生の話では同校に水泳練習が始まったのは昭和4年、遠泳の冠が付せられたのが昭和22年だそうですから、約60年の歴史ということになります。少なくとも私が小学生当時(36〜7年前でしょうか)まではクラス数名の選抜メンバーに伴泳の先生たち数名、手こぎボートが2〜3叟といったところでしたが、今日の遠泳大会は父兄や地域の有志による伴泳数十名、同じく自前のボートや船数艘による万全のサポート体制で、一度の事故もありません。
かつてと違って現在は5、6年生のほとんど全員が参加し完泳するのも特徴です。今日も参加児童79名全員完泳しました。最近の子供たちは幼い頃からスイミングスクールに通って水泳が上手なこともありますが、なぜかこの日は「プールで昨日初めて25m泳げた」ような子も完泳できてしまうのです。決して無理強いされているのではありません。周囲の暖かい眼や励ましに後押しされ、最後のひとりがゴールすると出迎えた人たちの大きな拍手と当事者の父兄の感涙で迎えられるのです。そうしたシーンを何度もみてきました。「火事場のバカ力」か「子供の持つ無限の可能性」かよくわかりませんがまあとにかく良いものです。
参加した子供たちは皆、国分浜あたりを通り男岩をみるたびに「あそこまで自分の力で泳いだのだ」という感慨がいつまでも持続するはずだし、この先もそれが大きな自信となっていくことでしょう。
ぜひ後世に残したい伝統行事です。
私も伴泳暦10年くらいになりました。長女が小学生だった頃伴泳しながら密かに持っていたのは「末っ子の長男が5年生になったら私は40代後半。そんな年齢でも一緒に泳げるのだろうか、、、」という漠然とした不安でした。時は流れて今年はついにその歳。でもそんな心配は杞憂にすぎませんでした。まだまだ当分、何の問題もなく8月第1日曜日は遠泳でしょう。
先週、波にさらわれてしまったさざえのことを思い出していたらどうしても刺身&つぼ焼きが食べたくなり、同じポイントへ。今日もまたうねりと濁りでコンディションはよくはなかったのですが、居場所はわかっていたので楽しめました。
食べるにはひとつかふたつで充分なはずなのに、見つければついつい採ってしまう。これは人情というものでしょう。スーパーに寄ったらこのサイズの牡蛎が400円、さざえは150円で売っていましたが、自分で採った魚介の美味しさはお金では買えません。
今日はこの他に先週より大きい蟹を捕まえました。両方のはさみをうまく捕まえたので「よっしゃあ〜味噌汁だ!」とにんまりしていたら、なんと両方のはさみを切り離して逃げられてしまいました。ううむ、取り逃がした蟹は大きい、、、。
17才♂高校球児です。
前日夕方、ノックの打球を口で(!)受けてしまったそうです。右下2が脱臼し、大きく変位。矯正治療が終わってリテーナーとしてのワイヤーを下顎前歯舌側に貼付けてあったのが折れ曲がり、でもそのおかげで歯は抜けずにすんだようです。脱臼した歯は自分の指で整復して練習に戻ったんだそうです。高校球児のド根性というべきなのでしょう。
右下2近心にみえる歯根膜腔の拡大が3ヶ月後にはすっかり治っています。さすが驚くべき回復力!
ところでこの子、3歳児当時から来院していてフッ素塗布なんぞやっていました。あまりに小さくて自分でチェアーにあがれず、私が抱っこしてのせていたくらいでした。ところがいまや180数センチの見上げる長身に成長しました。守備のいい彼は昨年、2年生外野手のファインプレーとして写真入りで新聞に取り上げられていました。3年生の主力となった今年、なんと県大会で優勝して来週は甲子園大会なのです。うれしいですね〜。これが我が子なら休診してでも応援に駆けつけたいところです。
富山県代表F岡高校を応援しましょう!!