24JUN
歯冠修復後の歯肉退縮とブラッシング圧
2006年06月24日
術前術後の歯と歯肉です。
このケースもブラッシング、マージンフィット、カントゥアーが不適切であったためそれらを修正しました。クラウンを全部で10数本作り替えました。左が術後、右が術前です。
ところが半年後のリコールで、そのうちの1本だけ左上犬歯の歯肉が退縮したのを発見しました。患者さんが再発を恐れて一生懸命歯磨きしたのはいいけれど少し力が入り過ぎたことと、歯ブラシの方向が適切ではないようです
歯磨き圧や方向、歯ブラシの選択を見直しました。1ヶ月後、大分改善しました。やはりそれらが原因となっていたのでしょう。時間を追えばもう少し回復する余地がありそうです。
同じようなケースで、左が歯肉退縮、右下が回復。適切な歯磨き圧にコントロールできればこんなによくなる可能性があります。