つい先週天草〜福岡〜羽田〜富山と国内だけで3つも飛行機に乗ったというのに、またしても機上のひとに。
東京上空は雨の富山空港とは異なり雲ひとつない快晴です。富士山がきれいでした。
Dr松田がなにげにだされる全顎のケースのほとんどが10年超の経過例なのには驚きました。私と同年代ですが、10年以上前にはすでに手技も概念も完成されていて現在はその検証をしながらさらに一層進化させているのでしょう。自分と比較してみれば、、、まずあんな症例の適応症は多くはない。来られてもあんな補綴は私には難しい。だから患者さんも遠ざかる。私たちのグループメンバーらのこともあわせて考えれば「得意な分野に患者さんが集まり来院患者さんに応じて術者も成長できれば歯車が巧く回る」のでしょう。また今回はケースプレは短めでそれを元に4人でディスカッションという形式でしたが、難しい役どころを難なくこなされる様はさすがでした。
「先週の3人で講師控室に乱入」は想定内。
打ち合わせと逆取材をかねて某出版社にお邪魔してきました。
講演会が終わると一路天草へ。濃ゆい(「濃い」の熊本弁)キャラの歯科医師を多数輩出している土壌を一度この眼で見たかったのです.2時間半ものロングドライブといえば高岡から新潟や長野ですが、これを月に何度も往復している松田先生はほんとにすごいです。
由緒正しき松田邸の座敷にて、明朗で知的で小顔な美人妻が日本海ではみたこともないような魚介類の数々と「お宝鑑定団」に出演の幻のお宝掛け軸にて私たちを迎えてくださいました。
翌日は天草1周ドライブ観光。南国情緒豊かな海岸線やキリシタンの名残り、数十頭ものイルカウオッチングも楽しかった。
二人は月曜を休診にしてまで我々をもてなしてくださった。それにしても5人とも終始「歯科臨床」「スタディーグループのありかた」の語らいはつきることはなく、このひとたちと深く触れ合えたことが今回の一番大きな収穫だったかもしれません。実に長くて短い生涯忘れられない楽しい3日間でした。本当にお世話になりました!
かっこいい表題! 素晴らしい会場!!
酒とニンニク臭さに後悔しながらも気合いがはいります。
プレゼンは年齢順、これもKDMの配慮なのでしょう。熊谷先生鷹岡先生ともさすが優等生、言い回しが巧くよく練られた構成、理路整然としてスキのない素晴らしい講演でした。
昼食挟んで私の出番。ツカミは、、、、あれ!?今ひとつ反応がない、(そして数分後)あっ、最前列T先生が眠っている!つまらないんだ!!さらにだんだん沈んでゆく、それが気になってしかたがなく集中できずに終ってしまった!「内容はともかくプレゼンはウケてナンボ」を身上とする私としてはここ数回中最低のデキとなってしまった。恥ずかしい。
ディスカッションに2時間も時間がとってあり、間が持つのか心配でしたが、意外やあっという間に時間はすぎた。こちらは好評だったみたいで,後日数人の若手からメールをいただきました。「トークはOK」か。
それにしても結構凹んでしまった。引きづっていたらこの夜は意識不明の重体の不覚に、、、。
みんなの表情みてください。まずは芋焼酎。昆布を持参
熊本、東京、浜松、富山。ワインで全員ハイテンション!!
「このノリのままここでニンニクラーメンを食べたら明日朝きっと後悔する。でも、、、」
「ご唱和ください、『シカイテンボー!』」
アポなし突撃来訪されるのはきっと嫌なものでしょう。隠したいものもあるかもしれないし、若手にとってはイジメに近いものがあるかもしれません。でも少しひきつった苦笑いで迎えてくれた面々でした。
陰ではチェックも、、、、「すげえ、こんなにたくさん各個トレーがある!」「レントゲンちゃんとしてるか?」「何これ!全顎ケースばっかじゃん!!」
そんなこんなで楽しい熊本の午後。
この11月から航空機のダイヤが改訂され、土曜日午前の診療を終えてからの出発では懇親会に間に合わないことがわかりました。せっかく休診するのだから有意義に過ごしたい、、、いつもの週末と同じく夜明け前に自宅を出てお昼前にに熊本着。永田歯科クリニックへ向かいました。
間接照明の柔らかな光、高い吹き抜け天井、個室ではなくそれでいて患者さんのプライバシーを守る広い廊下から適度な距離の各ユニット、どこの歯医者にもあふれているゴチャゴチャしたものを見せない収納etc.
永田先生の美学が随所にあふれ、その美しさは想像を遥かに超えていました。
スタッフがそっと布をかけて帰った椅子を眺め、「物置」のようなわが診療室を思い出していました。
11月8日(日)に日本中のスタディーグループのなかでももっとも元気で勢いのあるKDM(熊本デンティストミーティング)の特別講演会でなぜか私が講釈をたれさせていただくことになりました。
KDMはまたの名を K(よく稼ぎK)D(よく呑みDrink) M(よく学ぶM) のスーパーデンティスト集団。ほんとはわざわざ外来講師じゃなくてもいくらでもすごい先生たちがいるのですが、、、。それに先立ちこんな素晴らしいカラー刷りパンフレットが作製されました。
顔写真、症例写真いり、永田会長との対談仕立ての事前抄録です。
これを3000枚(富山県歯科医師会全員の6倍!)作って熊本県内外に配布するとのこと。
30代40代の若手歯科医に伝えたい!という熱き想いが伝わってきます。
それにしても凄すぎです。大変光栄なことですが、それに応えられるほどのお話ができるとも思えないものの、熊本といえば富山からは海外に等しい(?)。「旅の恥はかき捨て」と開き直りましょう。